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TNT、1-3月期は4.5%減収、営業利益は4.2倍増

2013年5月1日 (水)

ロジスティクスTNTエクスプレスが1日発表した1−3月期決算によると、売上高は16億6600万ユーロで前年同期に比べて4.5%の減少となった。

営業利益は2億3100万ユーロ(4.2倍増)となったが、UPSから受け取った2億ユーロの契約解除手数料を含んでいるため、これを除けば前年同期よりも2300万ユーロ減少したこととなる。

欧州・中東・アフリカ(EMEA)では貨物取扱量は増加したが、厳しいビジネス状況から収益率は減少。コスト管理によって収益率のマイナス影響を軽減した。

アジア太平洋での売上は、大口顧客の貨物取扱量の削減と継続的な需要低迷により減少したが、ビジネス・ポートフォリオの改善とコスト削減プログラムの実施により、営業利益は横ばいとなった。

同社のバーナード・ボット暫定最高経営責任者(CEO)は、2013年第1四半期決算発表を受け「収益率改善、コスト削減、不採算事業の縮小に関するあらゆる対策をすでに開始している。また、企業の再編に向けた重要な措置を講じた。2013年の貨物取扱実績は、特に欧州で、困難な状況が続くと見込まれる」とコメントし、欧州で生産性を向上させることが必要との見方を示した。