SGH、シンガポールの物流会社を買収

アメロイド社が入居している倉庫の外観

M&ASGホールディングスは7日、国際物流ネットワークの拡充・強化を図るため、シンガポールの物流会社「アメロイド」の買収に向けて株式譲渡契約を締結することに基本合意した、と発表した。

同社は海外統括会社として、SGホールディングス・グローバル社がシンガポールで本格稼働を開始。今回の買収は、新会社が活発に稼働する足掛かりとして、本拠地とする同国の国内物流を強化する狙い。

SGホールディングスは、アメロイド社がフォワーディング周辺業務でシンガポールのトップ5社に入る売上規模を持っていることから、同国内の企業間物流を強化するのに適していると判断した。

これにより、同国内の陸送・運輸機能の確保・拡充、倉庫・CFS機能の拡充を図り、佐川急便シンガポール社の海上・航空貨物事業と相互補完することで、日本やASEAN域内発着貨物の取り込みを強化する。

SGHDでは、海外事業の強化によって現状の事業規模を5倍に拡大する目標を掲げており、「当社が志向しているグローバル・フレイト・フォワーディング事業の拡充のため、積極的なM&Aを展開していく」としている。

■アメロイド社の概要
設立：1991年1月
資本金：100万シンガポールドル（7900万円）
従業員数：220人
拠点：ジュロン港近郊に3倉庫（延べ3万1385平方メートル）
事業内容：倉庫・陸送運輸
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