認証・表彰物流ロボティクス開発のラピュタロボティクス(東京都江東区)は16日、2024年度のグッドデザイン・ベスト100に選ばれた「ラピュタASRS」が経済産業大臣賞(グッドデザイン金賞)を受賞したと発表した。同システムは、物流業界向けに開発され、柔軟性と効率性を併せ持つ革新的なソリューションである。同社は昨年も「ラピュタPA-AMR」で同賞を受賞しており、2年連続となった。
「ラピュタASRS」は、アンカーレスでネジを使わず、ブロックのように自由に設置できる自動倉庫システムで、物流や製造業における多様なニーズに対応する。柔軟なレイアウト変更や規模拡大が可能であり、効率的なピッキングステーションを備え、作業者の歩行を不要とすることで効率化と品質の向上を実現した。これにより、標準化された品質管理が可能となるだけではなく、中長期的なリスクや市場の変動にも対応できる柔軟性を持ち、物流の最適化に寄与する。
審査員は、同システムが容易に構築でき、柔軟にレイアウト変更可能で、拡張・縮小が簡単にできる点を高く評価した。さらに、赤い支柱や白黒のロボットなど、デザインの統一感が革新的であるとした。
ラピュタロボティクスは、チューリッヒ工科大学(ETH Zürich)発のベンチャー企業で、世界最先端の制御技術や人工知能技術を活用した次世代クラウドロボティクスプラットフォームの開発に注力している。「ロボットを便利で身近に」というビジョンを掲げ、物流課題の解決に貢献している。
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