サービス・商品産業用AIのIFSが15日、米国フロリダ州オーランドで開催されたイベント「IFS UNLEASHED」において、IFS Cloudの最新バージョンである「IFS Cloud 24R2」を発表した。このリリースにより、60以上の産業用AIシナリオが追加され、さらに300以上のシナリオがMVP(実用最小限の製品)検証の段階にあることが明らかになった。これにより、IFSの産業向けAIである「IFS.ai」の強化が図られ、同社が提供するサービスの適用範囲がさらに広がった。
IFS.aiは、生成AIと予測AIの両方を取り入れ、さまざまなシナリオで活用可能。生成AIでは、コンテンツの自動生成やプロジェクトレポートの作成、レコメンデーション機能を通じて生産品質を向上させる。また、組立指示やリアルタイムガイダンスを提供し、非構造化データの知識検索も可能だ。また、予測AIでは、リスク軽減や資産の行動シミュレーションに基づいたイベント予測、タスクやリソースの最適化、プロアクティブな品質管理が行える。
この新機能はすでに一部の企業で活用されており、例えばスウェーデンの通信製品開発のエピンディオンでは、IFS.aiを使用することで生産計画の自動化とリソースの効率的な管理を実現している。また、海底掘削会社であるNoble社では、IFS.aiを活用してメンテナンスの最適化を行い、重要なコンポーネントの寿命管理や効率的な故障予測を実施している。
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