サービス・商品現在開催中の「ジャパンモビリティショー2024」で初お目見えとなった物流サービスがある。それがラストマイル配送で実績のあるエニキャリが新たに構築したEC通販配送モデル「エニキャリ配送」だ。「自社で配送を担うなかで得た物流業界の専門知識と高度な開発スキルを駆使してきた配送DX企業として、より企業さまに配送コストダウンをしてもらいたく構築した」と同社事業推進本部 DXソリューション部マーケティングチームの纐纈倭氏は笑顔を見せる。

▲エニキャリ事業推進本部DXソリューション部マーケティングチームの纐纈倭氏
この配送モデルは、エニキャリの倉庫に保管した集荷物を配送会社が顧客に届けるのが大きな流れ。配送には同社独自開発の配送管理システム「ADMS」を導入している。効率的な自社配送網をバーチャルに利用することで、安価で最速の配送を実現したという。「これにより、現在の配送品質を維持しながら、最適な配送ルートによる経費削減を実現。さらに、配送では中間物流を徹底的に排除し、効率的な物流プロセスを実現することで、配送コストを削減」(纐纈氏)したという。
利用の流れは、まず企業から出荷倉庫、委託宅配会社、配送料金など、現在の配送情報をヒアリング。次に、現在の配送料金を大きく下げるための見積りを行う。同社専任のコンサルタントが配送の切り替えをサポートしながら配送業務を開始。スタート以降も、さらなる配送費削減に向けて、継続的な提案をしていくという。
エニキャリ配送で送ることが出来るサイズはポストインから60サイズまで。それ以上のサイズでも条件次第では配送可能だ。月間の最低荷量は1000個以上。時間指定や日時指定もできる。サービスの契約期間は基本的に1年。

(出所:エニキャリ)
「大手外資系ECサイトと同様、アプリと連動した到着アラートや当日配送予約が可能です。荷物の現在位置やトラックの走行状況を可視化して、お届け予想時間を表示できます。お客さまの利便性が向上するため、フードデリバリーレベルの詳細な配送状況管理を実現したと言えるでしょう」(纐纈さん)。「2024年問題で配送コストが問題だ・・・」と頭を抱える企業にとって、注目に値するサービスなのだ。
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