サービス・商品大日本印刷(DNP、東京都新宿区)は17日、日用品・薬品・農薬などのメーカー向けに、酸性やアルカリ性、高濃度アルコールなど刺激の強い内容物への耐性を備えた紙製の液体容器を開発したことを発表した。環境負荷の低減や使用後の廃棄の簡便化、輸送コストの低減などにつなげることができるという。
刺激の強い内容物に対して従来使われてきた、ガラス・金属・プラスチックの容器は、廃棄-リサイクル時に自治体などで異なる分別の手間がかかるほか、内容物充填工場での資材保管スペースの確保、物流効率の一層の向上などの課題があった。こうしたニーズ・課題に対し、同社は食品用に提供してきた液体紙容器の耐性を高め、内容物の刺激が強い日用品・薬品・農薬等にも使用可能な紙容器を開発。同社によると、プラスチックボトルを使用した従来の包材から本製品に切り替えることで、プラスチック使用量を82%削減可能という。
なお、本製品は23日から25日に東京ビッグサイト・東ホールで行われる「2024 東京国際包装展(TOKYO PACK 2024)」のDNPブース(東1ホール ブースNO.1U09)で紹介される予定だ。
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