拠点・施設JVCケンウッドは18日、国内向けのAVナビゲーションシステム「彩速ナビ」およびOEM向けカーナビの生産移管において、移管開始後の累計生産台数が100万台を達成したと発表した。2022年2月にインドネシア工場から、同年11月には上海工場から生産をJVCケンウッド長野(長野県)に移管し、自動化を進めてきた。

▲JK長野外観(出所:JVCケンウッド)
この生産移管は、新型コロナウイルス禍による物流の混乱や半導体不足、地政学リスクが影響する中で、国内生産拠点の強化と生産自動化を進めるための措置であった。JK長野での年間生産台数は23年度で43万台に達し、25年度には50万台、26年度には60万台を目指している。
今後の計画では、組立工程のさらなる自動化に加え、AGV(無人搬送車)やAMR(自律走行搬送ロボット)を導入することで、工場全体の自動化を進める。また、カーナビのモニター部品のアッセンブリ工程を外部サプライヤーに委託し、国内の部品供給体制を強化していく方針である。
JVCケンウッドは中期経営計画「VISION2025」に基づき、さらなる生産効率の向上やリードタイムの短縮、コスト競争力の強化を目指し、地産地消と自動生産を推進する姿勢を示している。
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