行政・団体冷凍食品の製造を手掛けるイートアンドフーズ(東京都品川区)は17日、宮崎県都城市で進めている新工場建設計画が、経済産業省の「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金事業」に採択されたと発表した。建物や設備、機械装置などの費用の3分の1の補助を受けられる。
同社は「大阪王将 羽根つき餃子」、「大阪王将 羽根つきスタミナ肉餃子」、「大阪王将 ぷるもち水餃子」などの家庭用・業務用冷凍食品を製造。関東では、2012年関東第一工場を移設・増強して以降、2019年第二工場、2022年第三工場をそれぞれ群馬県板倉町に建設し、東日本エリアでの生産体制を強化してきた。
しかし、新型コロナ禍以降、需要拡大が続いているため、宮崎県都城市に新工場を建設するとともに、大阪府枚方市の関西工場や岡山県笠岡市の岡山工場などに新設備を導入して西日本の生産体制を強化することになった。
新工場は敷地面積8260平方メートルで、延べ面積7400平方メートル。2026年12月の完成を予定している。都城市は南九州の中心部に位置し、陸路、海路での輸送の効率化が図れることから、物流2024年問題への対応も期待できるとしている。
工場設備では、AIやIoT、ロボットなどの新技術も導入して生産の効率化を図るほか、冷凍冷蔵設備に自然冷媒を採用するなど環境にも配慮する。
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