フード「大阪王将」など飲食店チェーンを傘下に持つイートアンドホールディングスは25日、宮崎県都城市に新工場を建設する、と発表した。同社はこれまで東日本エリアを中心に生産拠点を展開してきたが、新たに西日本エリアに工場を構えることで、旺盛な需要に対応するとともに、天災などの発生時でも安定した製品供給体制を維持できるようにする。
新工場は延床面積7839平方メートル。建物、設備の投資額は66億円を見込む。生産能力は月間約1300トン(操業時点)で、「大阪王将羽根つき餃子」や「大阪王将ぷるもち水餃子」などを主に生産する計画。8月に着工し、操業開始は2026年12月を予定している。
今回の投資案件は、経済産業省の「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規 模成長投資補助金事業(2次公募)」の対象事業に採択された。建設費のうち、20億8400万円は補助金で賄う。
冷凍餃子の国内市場規模は657億円と直近16年間で332%の成長を遂げており、その中でも同社グループは36.2%(24年3月-25年2月)のシェアを維持しているという。既存工場と同様、新工場でもAI(人工知能)やロボットの導入に取り組み、生産活動の効率化や省人化を推進していく方針だ。

(出所:イートアンドホールディングス)
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