財務・人事アメリカの貨物運送会社UPSは10日、2024年第3四半期の業績を発表した。
同社のことし第3四半期の連結収益は222億ドル(3兆3717億円)で、23年第3四半期から5.6%増加。連結営業利益は20億ドル(3037億円)で、23年第3四半期と比較して47.8%増加し、非GAAP調整ベースでは22.8%増加した。四半期の希薄化後1株当たり利益は1.80ドル、非GAAP調整後の希薄化後1株当たり利益は1.76ドルで、23年の同時期より12.1%増加した。
24年第3四半期のGAAP業績には、税引き後純利益3600万ドル(希薄化後1株当たり0.04ドル)が含まれており、これにはコヨーテ・ロジスティクス事業の売却による利益1億5200万ドルから変革戦略コスト1億1600万ドルを差し引いたものが含まれる。
米国国内セグメントのことし第3四半期の収益は144億5000万円(2兆1946億円、前年同期比5.8増)で、営業利益は8億9800万ドル(1363億円、同57.2%増)だった。国際セグメントの収益は44億1100万円(6699億円、同3.3増)、営業利益は7億9800万ドル(1211億円、同26.6%増)となった。
今後の見通しとしては、同社は第3四半期にコヨーテ・ロジスティクスの売却を完了しており、同事業に関連する予想収益と利益は、同社が以前に発表した収益と営業利益率の目標に含まれている。
同社は、24年通期の連結収益と営業利益率の目標を更新し、連結売上高は911億ドルと予想、連結非GAAP調整営業利益率予想を9.6%に引き上げ、設備投資額は40億ドル、配当金は取締役会の承認を条件に54億ドルとなる見込みだ。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com