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1-3月期業績

UPS、米国の悪天候響き営業利益1割減

2014年4月25日 (金)

ロジスティクス米UPSは25日、1-3月期の業績を発表した。営業利益は15億ドル(前年同月比9.7%減)で、2013年第1四半期の調整後営業利益に対して1億600万ドル減少した。同社は「異例の悪天候による費用の増加と売上高の伸びの減速で、営業利益は2億ドル押し下げられた」と説明している。

米国の1日あたり取扱量は、軽量のディファードサービスで出荷するeコマース大手が主にけん引し、4.2%増加。国際部門の営業利益率は14%へ上昇し、1日あたり取扱量は7.9%増加。サプライチェーン・フレート部門では、営業利益が上昇、利益率も拡大した。13年第1四半期の報告ベースの希薄化後1株当たり利益は18ドルで、TNT買収計画に関連した3600万ドルの税引き後利益が含まれる。

米国国内の第1四半期の売上高は対前年比2.6%増加して85億ドルとなった。1日あたりの取扱量は、UPSシュアポストサービスとUPSセカンドデイ・エアサービスが主導して、4.2%の増加。営業利益は9億2700万ドルで、厳しい冬の天候の影響により、前年実績から1億5800万ドル減少した。残業代、外部輸送費、除雪費が大幅に増加し、営業利益率は2.2ポイント低下して10.9%にとどまった。

顧客、商品構成の変化、フューエル・サーチャージの低下を理由に、貨物1個あたり売上高は対前年比1.5%の減少となった。