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米エマソン、韓国水素ステーションに技術提供

2024年10月25日 (金)

(出所:米エマソン・エレクトリック)

国際米エマソン・エレクトリックは25日、韓国で水素ステーション網の構築を目指すHyIS-oneに対し、水素ステーションの自動化に向けた技術提供を行うことで基本合意したと発表した。

HyIS-oneは、釜山に韓国初の大型水素ステーションを完成させ、水素燃料の補給事業を進めている。大型水素ステーションは1時間当たり350キログラムの水素供給が可能で、1日にバスやトラックなど200台以上の車両に燃料を充填できる。また、1.5トンまでの加圧水素を貯蔵可能な施設も備え、ドッキング無しでの水素移送ができる。同社は釜山、仁川、安山、済州の4拠点に水素基地を設け、さらなる拡張を目指している。

エマソンは自動化システムなどの技術提供で、超音波ガス漏洩検知器や圧力レギュレータ、圧力安全弁など商業プロジェクトに必要な高レベルの性能を実現する。HyIS-oneによると、これらによって燃料補給速度が他のステーションと比較して50%以上向上するという。今後は2026年までに国内全土で最大30か所の大型水素ステーションを設置するとともに、自社のチューブトレーラーを確保し、商業車用の水素補給システムの構築を目指す。

HyIS-oneは「韓国初の水素貯蔵と水素燃料補給ステーションの整備であり、エマソンの専門知識と革新的な技術を活用して、地域全体で持続可能な水素インフラの商業化をリードしていく」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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