オリックス不動産、埼玉・春日部に大型物流施設竣工

岩槻ロジスティクスセンターの外観

ロジスティクスオリックス不動産（東京都港区）は24日、埼玉県春日部市で新たな物流施設「岩槻ロジスティクスセンター」を竣工したと発表した。

岩槻ロジスティクスセンターは、敷地面積1万7936m²（5425坪）、地上4階建て、延床面積3万1471m²（9520坪）の大型物流施設で、1階・2階にトラックバースを備え、2階へはスロープで直接アクセスする。

荷物用エレベーター4基を完備しているが、エレベーターや垂直搬送機の設置も可能で、汎用性の高い仕様とした。

1階バースに28台、2階バースに27台の大型車が接車でき、13.5mの専有車路、8の隣地共有通路も利用可能とし、スムーズな搬入に配慮した。1・3階、2・4階の分割賃貸に対応し、最小賃貸面積は4000坪から。

東北道「岩槻IC」から4.5キロメートルに位置し、国道16号線に面して立地。首都圏全域をカバーできる物流適地の希少な施設であり、東武野田線「豊春駅」からも1.4キロメートルと徒歩圏内にあるため、従業員確保にも適している。

また、倉庫業法に基づく営業倉庫登録も可能で、24時間運営にも対応。東日本大震災を受けて、315KVAの非常用発電機を導入したほか、非常時も荷物用エレベーターの稼動や、照明の使用を27時間連続で継続させることができ、物流機能の停滞を回避する。

■岩槻ロジスティクスセンターの概要
所在地：埼玉県春日部市増戸820-1他
敷地面積：1万7936m²（5425坪）
賃貸面積：2万8405m²（8592坪）
規模・構造：鉄骨造4階建