財務・人事乾汽船(東京都中央区)が8日発表した2025年3月期 第2四半期(中間期)決算で通期業績予想を、売上高が前回予想比23億4900万円減の323億2600万円、営業利益が同10億4600万円減の15億7300万円、純利益が同47億4600万円増の68億2400万円へと修正した。
修正の理由として、ドライバルク船(ハンディサイズ船)の市況想定を5.1%引き下げた。外航海運事業においては、前回の市況想定をやや下回るレベルで推移する見通しであり、船舶の譲渡により稼働日数が減少することから、営業利益が前回発表予想を下回る予想となった。 一方で、船舶の譲渡により特別利益41億6000万円を本年度に計上する見込みのため、純利益が前回を上回る予想となった。
今期の外航海運事業について、外航海運事業におけるハンディ船市況は、中東情勢の緊迫化やそれに伴う紅海航路の回避等が市況を押し上げることとなり、前年度に比して堅調な市況が続いた。売上高は前年同期比19億4800万円増の126億2300万円、セグメント利益は同21億3800万円増の20億9800万円となった。
倉庫・運送事業は、貨物保管残高は前年同期を下回る水準で推移し、貨物取扱量は前年同期と概ね同水準で推移した。文書保管の取扱高の増加があった一方で、連結子会社の引越業における取扱高が減少したことにより、売上高は前年同期比6300万円減の19億1000万円、セグメント利益は同4200万円増の1億4800万円となった。
今期は、売上高が前年同期比4.3%増の1456億4900万円、営業利益が同33.2%減の67億4500万円、純利益が同21.7%減の79億7100万円だった。
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