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JAF、歩行者優先の横断歩道で停車しない車は約半数

2024年11月12日 (火)

調査・データ「信号の無い横断歩道で、歩行者が渡ろうとしているのに停車しない車は約半数」とする調査結果を日本自動車連盟(JAF)が8日発表した。JAFでは2016年から毎年、全国で調査を続けており、一時停車する車が7.6%だった2016年に比べ大幅に改善したが、依然として「歩行者優先」を守っているドライバーは半数にとどまっている。

調査は今年8月、各都道府県で2か所ずつ計94か所の信号機が設置されていない横断歩道で実施した。対象の車両は6647台だった。条件を統一するため、JAF職員が実際に横断歩道に立ち、乗用車が横断歩道の手前で停止するかどうかを調べた。

調査結果によると、一時停止した車は6647台のうち3525台で53.0%だった。これは前回の調査に比べて7.9ポイントの増加で、調査開始以降初めて50%を超えた。一時停止する車の割合は、調査開始の16年が最低で、その後、停車する車の割合は毎年高まってきている。

都道府県別に見ると、最も高いのは長野県の87.0%で、石川県の80.9%、岐阜県の75.2%も高かった。最も低いのは富山県の31.6%で、北海道や茨城県、東京都、福井県、鹿児島県が30%台だった。

本来、横断歩道に横断しようとする歩行者がいる場合、車は横断歩道の直前で一時停止し、通行の妨げをしないようにしなければならない。また、横断歩道の手前で停止できるようあらかじめ速度を落とすこともドライバーの責務となっている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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