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東京汽船2Q、主力の曳船不調で営業損失1億3400万円

2024年11月13日 (水)

財務・人事東京汽船(横浜市中区)が12日に発表した2025年3月期 第2四半期(中間期)決算は累計で、売上高が前年同期比6.0%減の59億7600万円、営業利益が1億3400万円の赤字、純利益は同15.2%増の2億2300万円だった。

主力の曳船事業セグメントの売上高は3億7700万円減少し44億7900万円(前年同期比7.8%減)となり、減収が響き1億1500万円の営業損失となった。

横浜川崎地区では、作業対象船舶のうち中小型コンテナ船の入出港数が増加となったものの大型コンテナ船が減少。また、堅調に推移していた自動車船の入出港数は減少に転じ、精油所の定期修繕の影響もあり大型タンカーを中心に危険物積載船の低迷が響き減収となった。作業対象船舶がコンテナ船中心である東京地区も減少に転じ減収。横須賀地区では、エスコート作業対象外の中小型コンテナ船が増加した上に、大型タンカーやLNG船の減少傾向が響き減収となった。千葉地区では、大型鉱石船の入出港数が減少したものの、昨年度低迷していた危険物積載船の入港数が回復し売上高は微増となった。一方、洋上風力発電交通船(CTV)は、前年同期の秋田港・能代港、石狩新港での建設用作業が終了し、富山県入善港と北九州ひびき灘でのO&M作業用の稼働のみとなり減収だった。

また、久里浜・金谷間を結ぶカーフェリー部門では、昨年度末に強風による岸壁接触事故で運航休止を余儀なくされ、減収分をカバーできず営業損失となった。

通期業績予想は直近と変わらず、売上高が前期比2.2%減の122億4000万円、営業利益が1億7900万円の赤字、純利益が同295.2%増の22億6300万円と据え置いた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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