環境・CSR日本郵船とグループ会社であるMTI(東京都新宿区)は8日、ばら積み船による還元鉄輸送の安全性と品質を向上させる技術の特許を出願したと発表した。
この技術は、輸送時に安全管理が難しい還元鉄の品質を保ち、安全な輸送を実現する複数の技術を統合したシステム。IoT技術を用いて船倉内の温度や湿度、酸素濃度などをリアルタイムで取得し、貨物へのダメージリスクを軽減するとともに、船員が船倉内に頻繁に出入りする必要を抑えることで、事故防止に役立てる。また、機械学習に基づき航海中の船倉環境を推定し、適切な温度や湿度管理を支援する。
船上では、リアルタイムの環境データをディスプレイで可視化することにより安全管理を促し、換気や不活性ガス注入のタイミングを判断するための支援を行う。さらに、衛星通信を通じて陸上からも遠隔監視を可能にし、船陸一体の管理体制を構築する。
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