行政・団体国土交通省は18日、航空政策の重点分野における日本・シンガポール両国の航空当局間の協力を更に進めるため、14日・15日に大阪で同国航空局との3回目の政策対話を実施したことを発表した。
今回の対話では、22年12月に締結した協力覚書において連携を強化することとした事項について、両国における取り組みの進ちょくを確認した。
航空安全については、乱気流対策や安全管理、規制側とサービス提供側との役割分担について、双方より好事例を紹介し、1月に羽田空港で発生した航空機衝突事故を踏まえ、滑走路誤進入対策について情報共有・意見交換を実施した。
航空交通管理については、環境に優しい航空交通管理(グリーンATM運用)について、CO2排出量および燃料消費量削減のため、航空機運航者が既存の経路に関わらず自由に効率的な飛行を可能とする空域を拡大することに合意。また、航空機の運航データの分析や、環境に関する新たな指標を開発し、より効率的な航空機運航の改善を追求していくことに合意した。
そのほか、持続可能な航空に向けたSAF(サフ、持続可能な航空燃料)の製造や認証に関する取組、空港の生産性向上に資する自動運転技術、空飛ぶクルマのプロジェクトなどについて意見交換を実施。また、日本の空港における自動化技術の導入状況や気候変動対策に係る取組、航空管制などに携わる人材育成の現場などを紹介するため、伊丹空港・関西国際空港および航空保安大学校においてテクニカルツアーを実施した。
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