認証・表彰国土交通省は19日、スイスのジュネーブで12日から4日間開かれた国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)で、日本発の安全技術である「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」が国連基準化され、今後の世界スタンダードとして認められたと発表した。
ペダル踏み間違い時加速抑制装置は、高齢ドライバーなどによる事故対策として日本が2年前に国連基準の策定を提案。日本の技術や評価方法をベースに議論されてきた。
今回決まった国連基準では、障害物の手前や停止状態からアクセルをフルストロークまで踏み込んだ場合でも、障害物への衝突を防止したり、衝突時の速度を時速8キロ未満に抑制したりする装置の搭載を求めている。また、ドライバーへの警報や抑制機能が解除されていることを知らせる表示などを必須とした。対象となる車両は9人乗り以下のAT車としている。
また、会合では2025年の役員選挙が行われ、同省物流・自動車局車両基準・国際課安全基準室長の猶野喬氏が副議長として再選された。23年から3期連続での就任となる。
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