認証・表彰日本貨物鉄道(JR貨物)は21日、「第24回貨物鉄道論文賞」の受賞論文を発表した。同賞は、貨物鉄道輸送に関する先進的な実績や独創的な提案を顕彰するもので、今年度は4件が選ばれた。
最優秀賞は、金沢大学・伊東尋志氏と日本鉄道マーケティング・山田和昭氏による「陸海一貫インターモーダル輸送の可能性と社会効果」。海上輸送と鉄道輸送をシームレスにつなぐ戦略の必要性を提言し、海外事例を基にした明快な論旨が評価された。
優秀賞は、ネスレ日本・田中健太氏の「サステナブルな未来へ!鉄道貨物輸送を活用した中距離帯での食品大規模輸送への挑戦」。貨物駅の側線倉庫利用や実務的な取り組みを記述し、新たなモデルを示した点が評価された。
奨励賞は、ヤマト運輸・荒川史生氏による「カーボンニュートラル輸送への鉄道貨物輸送再構築」。カーボンニュートラル実現に向けた多岐にわたる戦略的提案が特徴だ。
特別賞は、群馬県庁・宮川祐吾氏の「『2024年問題』と鉄道貨物輸送のあるべき姿について」。地方鉄道への国庫補助や輸送力増強など具体的な提案が評価された。
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