公募・入札貸付型クラウドファンディングプラットフォーム「CAPIMA(キャピマ)」を運営するアバンダンティアキャピタル(東京都千代田区)は21日、新しいファンド「青果卸 軽貨物運送 事業拡大支援 担保付ローンファンド」の募集を25日19時から開始すると発表した。
貸付型クラウドファンディングは、クラウドファンディング方式で広く出資を募り、集まった資金を借り入れ企業に貸し付ける。出資者は利益の分配や優待品などを受け取る。
同ファンドでは、青果卸売事業と軽貨物運送事業を展開する光泰(千葉県市原市)に資金を貸し付けるために実施。同社は関東の青果市場を中心に新鮮な野菜や果物を卸売しており、収益性の高い事業者への販売に集中するとともに、軽貨物運送事業への投資を優先している。運送事業では、100台以上の車両を保有し、24時間365日のサービスで冷凍・冷蔵・常温の3温度帯に対応している。
しかし、今後の運送需要の増加に対応するには、効率的な配送体制の強化が必要で、同社は借り入れた資金を、車両購入や人員増などに活用する。
同社はこれまで、CAPIMAで3回の貸付型クラファンを実施している。このうち、償還完了が1件、運用中1件、近日の償還予定1件となっている。出資による資金調達で、売上の向上やフードロスの改善につながったことから、4回目の募集を行うことになった。
ファンドの募集期間は25日19時から27日24時までで、募集金額は2100万円。運用期間は1年間で利回りは年6%を予定している。最低投資額は1口1万円で、30万円以上の出資者には、特別優待として果物の詰め合わせセットが贈られる。
抽選募集となっており、締め切り後に抽選を行う。
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