調査・データ日本ショッピングセンター協会(JCSC)が25日に発表したショッピングセンター(SC)販売統計調査報告によると、10月度の既存SCの売上高の前年同月比伸長率は、総合で1.1%増だった。
立地別にみると、中心地域は総合で同4.5%増、周辺地域は同0.5%減と、周辺地域が2年8か月ぶりにマイナスとなった。インバウンド客の来館があったSCを除くと、立地問わず秋冬衣料の不調が売上げに影響した。前年に比べて休日日数が1日少なかったことや、気温が下がらなかったことにより衣料品が苦戦したことが影響した。また、物価高の影響を要因に上げるSCもみられた。
地域別でみると、北海道は総合で前年同月比伸長率1.3%増。中心地域では6.9%増で、国内外旅行客の来館により、飲食が好調だった。関東は総合で同0.7%増。近畿は総合で2.3%増だった。月前半に国慶節があったことで、中国からのインバウンド客が多くみられた。中国地方は総合で0.1%減、四国は1.7%減となり、前年同月を下回った。テナントの退店や衣料品の不調が売上げに影響した。とくに周辺地域の大型SCの不調が目立った。九州・沖縄は総合で3.7%増となり、他地域と比較してもっとも伸長率が高かった。広域商圏の大型SCや観光地周辺のSCがとくに好調だった。
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