調査・データエン・ジャパン(東京都新宿区)は27日、同社が運営する利用企業数国内ナンバーワンの採用支援サービス『engage(エンゲージ)』上で、「中途入社者の定着」についてアンケートを実施し、451社からの回答結果を公表した。
直近3年間の中途入社者の定着率は、2割の企業が「100%」と回答。定着率100%の企業が最も多い業種は「商社」、最も少ないのは「コンサルティング」だった。「運輸・物流・倉庫」では、「100%」が16%、「80–99%」が28%、「60–79%」が28%、「40–59%」が16%、「20–39%」が8%、「19%以下」が4%で、定着率100%の企業数は「コンサルティング」の次に少ない結果となった。企業規模別で見ると、「100%」の割合が最も高いのは「49人以下」(32%)で、最も低いのは「1000人以上」(7%)だった。
中途入社者が退職に繋がりやすい時期は「1か月以上3か月未満」が、最も退職に繋がりやすい時期だと考えている企業が多かった。業種別で見ると「1か月未満」「3か月未満」の割合が最も高かったのは「運輸・物流・倉庫」で、48%(1か月未満:22%、3か月未満:26%)と半数近くの企業が回答した。企業規模別では「1か月未満」「3か月未満」の回答が40%を超えたのは「300~999人」(47%)と「1000人以上」(42%)で、中小企業と比較すると、大企業が、より「3か月未満」の割合が高くなった。
今後定着率向上については6割の企業が「注力する」と回答。定着率を高めるために実施していることのトップは「入社前の社内見学や社員面談」だった。
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