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マースク、コンテナ船火災、ジブチ出港できず

2013年6月26日 (水)

話題マースクラインが欧州航路「AE10サービス」に配船しているコンテナ船「オイゲン・マースク」で発生したコンテナ火災に関連し、同社は26日、臨時寄港したジブチ港からの出港が大幅に遅れ、スエズ海峡の通過が当初予定から11日の遅れになるとの見通しを発表した。

オイゲン・マースクは今月20日、アデン湾付近を航行中に「コンテナに起因する火災」に見舞われ、鎮火はしたものの、急きょジブチ港へ寄港。同港でコンテナの荷揚げ、出火原因の調査、船体の確認作業に着手した。

ジブチ寄港当初は、ロッテルダム(オランダ)など欧州各港への寄港スケジュールが2日程度の遅れになると発表していたが、鎮火の最終確認を含む原因調査や船体確認に想定以上の時間を要することとなり、25日には遅れを9日程度に修正することを発表。26日には、さらに遅れが拡大することとなり、ジブチ出港が29日になり、スエズ海峡の通過が11日遅れになるとの見通しを示した。

同社は、オイゲン・マースクの遅延を挽回する方策として、グダニスク(ポーランド)、オースク(デンマーク)、ヨーテボリ(スウェーデン)の3港を抜港し、代替船を投入することを表明した。また、ロッテルダム、ブレーマーハーフェン(ドイツ)への寄港日を「未定」とするとともに、ヴィルヘルムスハーフェン(独)への臨時寄港を決めた。