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ネスレなど4社、物流PS表彰で経産大臣賞

2024年12月9日 (月)

認証・表彰経済産業省の物流パートナーシップ優良事業者表彰の発表が6日行われ、輸送モジュールの標準化や検品レス納品などによる物流の効率化に取り組んだネスレ日本など4社が、大賞にあたる経済産業大臣表彰に選ばれた。

受賞したのはネスレ日本のほか、日本運輸倉庫、全国通運、静岡通運の3社。ネスレ日本では島田工場(静岡県島田市)で生産した製品を関西に効率よく輸送するため、これまでのトラック輸送を鉄道輸送に切り替えた。

鉄道輸送区間は日本貨物鉄道(JR貨物)の静岡貨物駅(静岡市駿河区)から百済貨物駅(大阪市東住吉区)の間で、1日40コンテナ分200トンを、5列車に分散して輸送。大阪に到着した荷物は日本運輸倉庫の施設で保管し、そこから関西の各納品先へトラックで運ぶ。

200キロから350キロの中距離帯はトラック輸送が主流で、大量輸送を貨物鉄道にシフトするのは、食品・飲料業界では初めての試みだった。

貨物鉄道へのシフトを成功させたことで、トラックの運行台数を年間4000台減らすとともに、ドライバーの運転時間も2万4000時間短縮でき、従来にくらべて75%の削減となった。これによって、CO2の排出量も900トン減り、削減率は63%となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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