ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ネスレ、中距離輸送でも鉄道モーダルシフト推進

2023年9月4日 (月)

(出所:ネスレ日本)

環境・CSRネスレ日本(神戸市中央区)は4日、日本貨物鉄道(JR貨物)などと連携し、これまで長距離輸送(走行距離500キロ以上)を対象としてきた鉄道モーダルシフトを、2024年2月から中距離輸送(走行距離500キロ以下)にも段階的に適用すると発表した。JR貨物グループの全国通運(東京都中央区)、日本運輸倉庫(同)とも協力し、持続可能な物流モデルの構築を推進する。

モーダルシフトが最も効力を発揮する長距離輸送に加え、取り扱う貨物量が多い200から350キロを中心帯とする中距離輸送においても持続可能性を追求する。

取り組みはまず、ネスレ島田工場(静岡県島田市)から百済貨物ターミナル駅(大阪市東住吉区)を経由した関西方面への輸送で開始。その後は、ネスレ霞ヶ浦工場(茨城県稲敷市)から隅田川駅(東京都荒川区)を経由した東北方面への輸送などで、段階的に鉄道輸送への移行を進める。

ネスレとJR貨物は、11年に全国通運を含めた3社で「神戸モーダルシフト協議会」を設立して以来、持続可能な物流に向けて協働。JR貨物が幹事を務める「イオン鉄道輸送研究会」の専用列車による静岡・福岡間の鉄道輸送に参画、土浦駅(茨城県土浦市)の貨物駅を倉庫として活用、農作物運送用の空回送コンテナを「ネスカフェボトルコーヒー」輸送に活用――などの取り組みで連携してきた。

イオンなど6社、東京・大阪間で年末輸送専用列車

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com