環境・CSRネスレ日本(神戸市中央区)は21日、日本貨物鉄道(JR貨物)とそのグループ会社である全国通運、日本運輸倉庫と連携し、ことし2月から静岡‐大阪間での「ネスカフェボトルコーヒー」の定期貨物鉄道輸送を開始すると発表した。中距離帯でも鉄道モーダルシフトを推進する。
![](https://www.logi-today.com/wp-content/uploads/2024/02/9855c505d06d646fc3583de7ffcece76.jpg)
▲静岡貨物駅で貨物コンテナを積み替える様子(出所:ネスレ日本)
鉄道貨物輸送は長距離になるほど効率性が上がることから、200〜350kmを中心帯とする中距離輸送では敬遠されている傾向にあるなか、人手不足に起因する物流の2024年問題対策として、ネスレ日本は中距離帯での鉄道モーダルシフトに着手。今後も輸送対象品目と地域の拡大を段階的に進める計画だ。
今回の取り組みでは、同社の島田工場(静岡県島田市)から静岡貨物駅(静岡市駿河区)、百済貨物ターミナル駅(大阪市東住吉区)を経由し、関西エリアへの1日200トンのボトルコーヒーを鉄道輸送する。静岡貨物駅‐百済貨物ターミナル駅間の330kmを、トラック輸送から鉄道輸送に切り替えることで、年間900トンのCO2排出量削減が見込まれるという。
![](https://www.logi-today.com/wp-content/uploads/2024/02/6f99d2c6a22a581552450a87b63d3696.jpg)
▲島田工場で製品を貨物コンテナに積載
![](https://www.logi-today.com/wp-content/uploads/2024/02/3fabeb6a7192dadae5240f40be078b3a.jpg)
▲貨物コンテナを載せ島田工場から静岡貨物駅に向けて出発
![](https://www.logi-today.com/wp-content/uploads/2024/02/fd813a47ed464a19e6f07895be8d8f63.jpg)
▲百済貨物ターミナル駅に貨物コンテナが到着
![](https://www.logi-today.com/wp-content/uploads/2024/02/00f8d7e56311acfd8544bbbbd4a70af2.jpg)
▲百済貨物ターミナル駅で荷下ろし
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com