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ネスレ、静岡‐大阪間の中距離帯で定期貨物鉄道輸送

2024年2月21日 (水)

環境・CSRネスレ日本(神戸市中央区)は21日、日本貨物鉄道(JR貨物)とそのグループ会社である全国通運、日本運輸倉庫と連携し、ことし2月から静岡‐大阪間での「ネスカフェボトルコーヒー」の定期貨物鉄道輸送を開始すると発表した。中距離帯でも鉄道モーダルシフトを推進する。

▲静岡貨物駅で貨物コンテナを積み替える様子(出所:ネスレ日本)

鉄道貨物輸送は長距離になるほど効率性が上がることから、200〜350kmを中心帯とする中距離輸送では敬遠されている傾向にあるなか、人手不足に起因する物流の2024年問題対策として、ネスレ日本は中距離帯での鉄道モーダルシフトに着手。今後も輸送対象品目と地域の拡大を段階的に進める計画だ。

今回の取り組みでは、同社の島田工場(静岡県島田市)から静岡貨物駅(静岡市駿河区)、百済貨物ターミナル駅(大阪市東住吉区)を経由し、関西エリアへの1日200トンのボトルコーヒーを鉄道輸送する。静岡貨物駅‐百済貨物ターミナル駅間の330kmを、トラック輸送から鉄道輸送に切り替えることで、年間900トンのCO2排出量削減が見込まれるという。

▲島田工場で製品を貨物コンテナに積載

▲貨物コンテナを載せ島田工場から静岡貨物駅に向けて出発

▲百済貨物ターミナル駅に貨物コンテナが到着

▲百済貨物ターミナル駅で荷下ろし

 

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LOGISTICS TODAY編集部
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