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三谷産業、ベトナム子会社が第二工場を建設

2013年7月2日 (火)

拠点・施設三谷産業は2日、ベトナムでキチン分解物(中間体)などの健康食品向け機能性素材を製造している子会社「オレオール・ファイン・ケミカル・プロダクツ社」(AFCP社)が、第二工場の建設を決定したと発表した。

AFCP社は、ベトナム南部ホーチミン近郊のロンビン工業団地(ドンナイ省)に工場を建設し、2009年12月からエビ・カニの殻を出発原料としたキチン分解物「N-アセチルグルコサミン」(中間体)を主力製品として、海産物由来の機能性素材の製造を行っている。

同社の生産体制を前提とした新規ビジネスの開拓を積極的に推進する中、「植物由来の機能性素材を中心とした複数の製造案件」を発掘し、投資採算面、出発原料の安定調達面に重点を置いて事業化の可能性を検証。

この結果、アレルゲンや不純物の混入リスクの排除に、海産物由来の機能性素材製造を行っている既存工場の拡張では十分に対応できず、「GMP基準に準拠した生産体制を分散した工場へも適用可能」と判断し、用地を取得して第二工場を建設することにしたもの。

第二工場は、植物由来の機能性素材製造工場と位置づけ、椰子や芋などASEAN諸国産の天然素材を出発原料とした新たな案件の試作・製造に取り組む。2014年2月に稼働を開始し、同年度のAFCP社全体の売上高を12年比で2倍に増加させる計画。

■第二工場の概要
所在地:ベトナムドンナイ省ロンタン工業団地
敷地面積:3万平方メートル
延床面積:3396平方メートル
設備投資額:8億8000万円
第一期工事着工:2013年7月
竣工:2014年2月
第二期工事着工:2014年8月
竣工:2015年2月