公共CRE、埼玉県草加市で新物流施設が完成

完成したロジスクエア草加の外観

ロジスティクス公共CREは5日、埼玉県草加市で開発を進めていた賃貸用物流施設「ロジスクエア草加」が完成し、6月14日に竣工したと発表した。5日から同施設の屋根を活用した太陽光発電の運転を開始した。

ロジスクエア草加は、災害対策を見据えた仕様・構造計画で、テナント企業のBCP対応をサポートするとともに、機能性・汎用性を兼ね備えた環境配慮型物流施設とし、CASBEE埼玉Aランクの認証を取得した。

東京外環自動車道「外環三郷西インターチェンジ」から3キロの草加八潮工業団地内に立地し、用途地域が工業専用地域であるため、24時間稼働が可能。周辺人口も多く、従業員確保の点でも恵まれた立地となっている。

都心部に隣接したロケーションと東京外環自動車道、主要高速道路への良好なアクセスで、関東エリア全域をカバーする物流ネットワークの構築が可能。

施設は、1万5056平方メートル（4554坪）の敷地に地上4階建、延床面積3万72平方メートル（9097坪）。柱が鉄筋コンクリート造、梁が鉄骨造のハイブリッド構法を採用し、ブレースのない純ラーメン構造のため、柔軟な庫内作業動線を構築しやすくした。

各階の床荷重は1平方メートル当たり1.5トン、梁下有効高6メートル、庫内照度は300ルクスを確保し、倉庫部分の各階にトイレ、休憩スペースをそれぞれ2か所ずつ設置。事務所、駐輪場、喫煙スペースを東西2か所に設けることで、複数テナントによる分割使用も可能。

搬送設備は、荷物用エレベーター（4.1トン）を6基、乗用エレベーター（11人乗）を2基設け、荷物用エレベーター2基、垂直搬送機4基をオプションで増設できるようにした。接車バースは大型トラック34台が同時接車可能で、敷地内乗用車駐車場63台分、大型トラック用待機スペースを確保した。

■ロジスクエア草加の概要
名称：ロジスクエア草加
所在地：埼玉県草加市青柳一丁目5番34号
敷地面積：1万5056.45平方メートル（4554.57坪）
延床面積：3万72.73平方メートル（9097.00坪）
構造：鉄筋コンクリート造・鉄骨造地上4階建て
工期：2012年6月15日-2013年6月14日
建築主：公共シィー・アール・イー
設計･施工：大林組
工事監理：山下ピー・エム・コンサルタンツ