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延床面積3万m2、関東全域をカバー

公共CRE、埼玉・八潮に賃貸物流施設を竣工

2014年1月31日 (金)

拠点・施設公共CRE、埼玉・八潮に賃貸物流施設を竣工(1)公共シィー・アール・イー(公共CRE、東京都中央区)は1月31日、埼玉県八潮市に賃貸用物流施設「ロジスクエア八潮」を竣工した。

新施設が立地する草加・八潮エリアは、都心部に隣接したロケーションと東京外環自動車道を経由した主要高速道路への良好なアクセスにより、関東エリア全域をカバーする物流ネットワークの構築が可能。東京外環道千葉県区間(松戸・市川間12.1キロ)の全線開通を控え、立地ポテンシャルの向上が見込まれている。

同社はこのエリアで、13年6月に「ロジスクエア草加」(敷地面積1万5056平方メートル、延床面積3万262平方メートル)を竣工している。周辺には倉庫・工場などが多く集積し、東武伊勢崎線草加駅から徒歩圏に立地しているため、労働力確保も比較的容易となっている。

公共CRE、埼玉・八潮に賃貸物流施設を竣工(2) ロジスクエア八潮は、1万507平方メートル(3178坪)の敷地に地上4階建(倉庫部分3層)、建物の延床面積は1万9094平方メートル(5776坪)の施設で、構造は柱が鉄筋コンクリート造、梁が鉄骨造のハイブリッド構法とした。

床荷重は各階ともに1平方メートル当たり1.5トンで、梁下有効高さは6メートル、庫内照度は300ルクスを確保し、倉庫フロアーでは1階ドライバーズ用トイレを含めて各階にトイレを2か所ずつ設置した。

搬送設備は、荷物用エレベーター(4.1トン)を2基、垂直搬送機(1.5トン)を2基、乗用エレベーター(11人乗)1基を実装するとともに、テナントニーズに応じて垂直搬送機2基をオプションで増設できる仕様とした。

公共CRE、埼玉・八潮に賃貸物流施設を竣工(3)道路からの動線は、トラック車両出入口(有効幅12メートル)と歩行者出入口を明確に分離することにより安全性を確保。接車バースは大型トラック20台の同時接車が可能で、トラックヤード東側の乗用車駐車場は大型車両の待機スペースとしても利用できる。

電気容量は電灯300KVA、動力500KVAを確保し、将来の冷凍冷蔵設備やマテハン設備などの設置による電気容量増加にも対応できるよう、キュービクル増設スペースを確保した。

地震対策として、建物構造にハイブリッド構法を採用することにより、鉄骨造に比べて地震時の揺れを抑制。1階床は液状化・沈下の影響を受けない構造床形式とし、基礎構造は、地震時の地盤変形に追従する杭工法の採用により、地震動による変形を小さくすることで、地震による被害を低減する。

公共CRE、埼玉・八潮に賃貸物流施設を竣工(4)緊急地震速報システムを導入し、気象庁からの地震速報ではカバーできない直下型地震に対しても館内に警報を発することができ、水害対策として雨水貯留槽の流入口を増加分散させ、ゲリラ豪雨対策を図った。また、キュービクルを地盤面から2.7メートル程度の高さに設置し、想定外の浸水による電源喪失を防ぐ。

建物屋根の積載荷重に1平方メートル当たり30キロを上乗せして設計し、将来的に屋根全域に太陽光パネルを設置できるようにしたほか、人感センサーや節水型衛生器具、全熱交換器の採用により、電気設備、給排水設備、空調換気設備それぞれで省エネルギーに配慮している。

外壁には断熱性や止水性に優れ、デザイン面にも配慮したサンドイッチパネルを採用した。

■ロジスクエア八潮の概要
名称:ロジスクエア八潮
所在地:埼玉県八潮市大字南後谷字粒田北116-2
敷地面積:1万507.68m²(3178.57坪)
建物延床面積:1万9094.62m²(5776.12坪)
構造:鉄筋コンクリート造(柱)、鉄骨造(梁)、地上4階建(倉庫部分3層)
工期:2013年3月15日-2014年1月31日
建築主:公共シィー・アール・イー

■問い合わせ先
公共シィー・アール・イー
開発事業本部物流投資企画事業部
TEL:03-5159-1956

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