オリンパス、最大1181億円調達、東北に3工場新設

メディカルオリンパスは8日、海外市場で新株式の発行と自社株式の処分を行うと発表した。これにより、手取概算額1181億円（上限）を調達し、製造拠点の生産能力を増強するほか、医療事業の新製品の販促費用、研究開発資金に投入する。

同社は2016年8月をメドに、福島県会津若松市で医療用内視鏡スコープ工場、福島県西白河郡西郷村で医療用内視鏡筐体工場、青森県黒石市で医療用処置具製品工場をそれぞれ立ち上げる計画で、3工場の投資総額は197億円となる見込みで、今回の調達資金を充てる方針。

また、新製品の販促費用として240億円を、研究開発資金として540億円をそれぞれ充当するとしている。