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ヤマトが日本郵便に配達委託の見直しを申し入れ

2024年12月18日 (水)

ロジスティクスヤマトホールディングスは18日、小型の薄型荷物の配達を委託している日本郵便に対し、来年3月末までに全量委託するとのスケジュールの見直しを求めていると発表した。小型薄型荷物の委託については、今月13日、ヤマトが配達委託の中断を申し入れたと、各メディアが報じていた。報道後、同社が公式に説明するのは初めてとなる。

スケジュールの見直しを求めているのは、両社で扱う「クロネコゆうパケット」の全量配達委託で、ヤマトが年間4億個扱っていた小型の薄型荷物「ネコポス」を10月から「クロネコゆうパケット」に順次切り替え、来年3月までに日本郵便が全量の配達を引き受ける計画だった。

ヤマトの発表によると、日本郵便への配達委託を進める中で、これまでに比べて配達日数が伸びてしまう事態が発生しているといい、「顧客のニーズに応えられない状況を解決するため、協業の主旨や基本合意書に基づき、ネコポスからクロネコゆうパケットへの切り替えにともなう配達委託スケジュールの見直しを申し入れ、真摯に協議を重ねている」などと説明している。

両社の協業では、ヤマトのDM便サービス「クロネコDM便」を「クロネコゆうメール」に切り替えることでも合意しており、こちらは予定通り今年1月末で移行して、現在は日本郵便に全量の配達を委託している。

今回の報道では、日本郵便がヤマトからの申し入れに反発しているとも報じられた。

ヤマトは報道内容について「協議の過程で、日本郵便への配達委託を全て停止することを打診したという、間違った印象を与える可能性のある一部報道が行われたことは誠に遺憾」などとし、内容の一部に誤りがあるとした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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