調査・データ経済産業省は27日、企業の生産活動を示す11月の鉱工業生産指数を公表した。基準年の2020年を100とする季節調整を行った指数は101.7となり、前月を2.3%下回った。生産用機械工業や自動車工業などの不振で3か月ぶりの低下となったが、同省は基調判断を「一進一退」で据え置いた。
業種別に見ると、15業種のうち11業種が前月より低下し、3業種が上昇、1業種が横ばいだった。
マイナス幅が最も大きいのは、生産用機械工業で前月比9.1%のマイナス。半導体製造装置やフラットパネル・ディスプレイ製造装置の不振が響いた。また、認証不正問題で生産停止などがあった自動車工業が4.3%低下した。
一方、汎用・業務用機械工業はコンベヤーや一般用蒸気タービンの受注が好調で6.4%上昇した。自動車を除く輸送機械工業も航空機用発動機部品が好調で、15.2%のプラスだった。
いずれも季節調整済み指数で、出荷が前月比2.7%マイナスの99.6、在庫が同0.9%マイナスの101.4となった一方、在庫率は3.2%プラスの107.9と上昇した。
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