調査・データフードデリバリー業界に特化したメディアを運営しているYUM JAM(東京都中央区)は8日、「フードデリバリーの利用状況に関する実態調査」の結果を公表した。フードデリバリーサービスを選ぶ基準は、「レストランやメニューの選択肢が多い」が最も多かった。
調査は先月2日から9日にかけて、フードデリバリーを利用したことがある20代から60代の男女834名を対象にインターネットを通じて実施した。
調査結果によると、最も利用するデリバリーサービスはウーバーイーツが67.6%と最も多く、次いで出前館の26.5%が続き、2社だけで9割以上を占めた。
「フードデリバリーサービスを選ぶ基準」については、「レストランやメニューの選択肢が多い」が35.8%で最も多く、「クーポンやキャンペーンが充実している」の32.2%、「配達時間が短い」16.3%が続いた。
同社によると「クーポンやキャンペーンは20年から22年と比較して、最近は明らかに特典内容が薄くなり、クーポン割引額も低くなっている」といい、こうしたことから、利用者は選択肢を重視するようになったと分析している。
また、利用する目的を聞いたところ、「料理をするのが面倒」が31.4%と最も多く、「食事のために出かけるのが面倒」が21.5%、「忙しくて食事の準備ができない」16.4%と、「時間の節約」や「手間を省く」といった目的が7割を占めた。
デリバリーサービスの不満点(複数回答)については、「実店舗よりも価格が高い」が47.8%と約半数を占めた。次いで「待ち時間が発生する」が17.0%、「商品が冷めている」14.3%が続いた。
同社は2020年から「デリバリー配達員によるデリバリー配達員のためのブログ」を運営。フードデリバリー業界向けの情報発信を続けている。
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