国内矢野経済研究所は9日、国内のオートリース市場に関するレポートを公表し、今年3月末で国内のオートリース車両保有台数は約435万台に達するとの予測を明らかにした。法人向けはコロナ禍による低迷から回復基調にあり、個人向けは堅調に拡大している。
同社によると、今年3月末の保有台数は昨年同期に比べて3.8%の増加で、来年以降は4%の伸びを想定。27年3月末には470万台になると予測した。
法人向けの需要はコロナ禍以降、リモートワークの浸透や経済活動の低迷によって減少が見られていたが、社会活動が正常化するにつれ増加に転じ、昨年3月末にはコロナ禍前をわずかに上回る水準まで回復した。しかし、一部の車種では新車納期の長期化が続いており、同社は今後も横ばいから微増傾向が続くとみている。
個人向け需要は、各事業者による新規サービスの投入や新規事業者の参入などで競争が激化し、堅調に市場の拡大が続いている。今後も、商品ラインアップ増加や対面販売の強化などによるサービスの充実で、現在の成長率を維持しながら堅調に推移するとしている。
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