財務・人事キユーソー流通システム(東京都調布市)が9日に発表した2024年11月期決算(連結)は、売上高1951億9200万円(前年同期比5.7%増)、営業利益が55億6200万円(同38%減)、最終利益が26億6000万円となった。
共同物流事業は、営業収益が1325億8100万円(4.6%増)、営業利益は25億5800万円(67%増)だった。前年の鶏卵供給不足に対する回復の動きや、適正料金施策などにより収益は前年比増。利益面は運送・倉庫のコストアップなどがあったものの、増収による利益増加に加え、電気代高騰の緩和などにより前年を上回った。
専用物流事業の営業収益は400億2500万円(2.7%増)、営業利益は13億2200万円(3.1%減)だった。コンビニエンスストアに関する取引拡大や、適正料金施策などにより、前年を上回りった。一方、利益面は増収による利益増加などがあったものの労務費などの費用増加により前年を下回った。
また、今後の方針として「グループビジョン2036」を策定。第一歩として、25年11月期から28年11月期までの4か年を対象とした第8次中期経営計画を策定した。「物流の持続性確保と新たな価値創出」をテーマに掲げ、「国内事業の整備」「新領域の拡充と更なる開拓」「経営基盤の強化」の3つを基本方針とする。
25年11月期の連結業績予想は、売上高1980億円(1.4%増)、営業利益56億円(0.7%増)、最終利益20億円(24.8%減)とした。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com