サービス・商品古野電気は9日、同社が提供するデータ活用基盤「FOP」(FURUNO Open Platform)と寺崎電気産業のオンボードデータプラットフォーム「TMIP」(TERASAKI Marine Information Platform)の連携を完了し、三菱鉱石輸送(東京都千代田区)の自動車専用船「WILD ROSE LEADER」にシステムを搭載して運用を開始したと発表した。

▲システムを搭載した自動車専用船「WILD ROSE LEADER」(出所:古野電気)
この連携により、本船から得られる航海や機関データをリアルタイムで収集・共有し、運用効率化や障害発生時の迅速な対応が可能となる。「TMIP×FOP」は、船上で収集したデータを陸上のFOPクラウドサーバーに送信し、利用者が遠隔から船舶機器をモニタリングできる仕組みだ。通常の1分間隔のデータ収集に加え、1秒間隔の高粒度データも取得可能で、トラブルの早期解決に貢献する。
また、燃費削減や環境規制対応、トラブル予防など、物流業務全般における効率化を支援する機能が搭載されている。同システムは特に海上輸送業界において、DX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させる鍵となると期待されている。
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