ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

米ブリムストーン、アルミのサプライチェーン強化

2025年1月10日 (金)

サービス・商品セメント産業の脱炭素化を推進するブリムストーン(アメリカ)は8日、同社のセメント製造プロセスで製錬グレードのアルミナの生産も行うことを発表した。

同社は、米国エネルギー省クリーンエネルギー実証局との交渉を完了し、総額1億8900万ドルに達する連邦政府の負担金のうち870万ドルを受け取り、3億7800万ドルの商業実証プラントの用地選定を推進。このプラントではポートランドセメントと補助セメント質材料(SCM)とともに、製錬グレードのアルミナを生産する。

米国はかつてはアルミニウム生産の主要国だったが、現在ではそのサプライチェーンは輸入に大きく依存している。現在は中国がアルミナとアルミニウムの世界生産量の60%を占めており、米国が生産するアルミニウムは消費量の6分の1未満。輸入への依存により、米国市場は供給途絶や価格変動の大きなリスクにさらされているという。専門家はアルミニウムの米国市場が2023年の7万トンから2050年までに9万トンに拡大し、こうした脆弱性がさらに高まると予測している。

同社は2025年に試験運用を開始し、10年後には商業実証プラントの稼働を目指す。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com