
▲Kaghelo新モデル(出所:Industry Alpha)
サービス・商品工場・倉庫の自動化機器などの開発を手掛けるIndustry Alpha(インダストリーアルファ、東京都板橋区)は10日、自律走行ロボット(AMR)「Kaghelo」の新モデルを今月リリースすると発表した。500キロまで搬送できるタイプの第4世代で、縦横方向の揺れに対する耐性を強化したほか、長距離通信に対応できるようにした。
Kagheloはガイドレスで工場や倉庫内を自動走行して荷物を搬送するコンパクトサイズのAMR。日本の現場特有の狭い通路や限られたスペースにも対応でき、カゴ台車などの下にも潜り込める低床設計となっている。近年、製造・物流現場での搬送物のバリエーションが増え、より多様な形状・重量の搬送物への対応が求められているため、より安定性や安全性を高める改良を行った。
主な改良点としては、リフトアップ機構を新たに開発して、縦横方向の揺れに対する耐性を強化し、搬送物の安定性の向上を図った。また、LiDARセンサーを用いた停止機能を冗長化したほか、停止系を制御する基板をアップグレードし、安全性を高めた。
通信機能も、アクセスポイントが少ない現場でも運用できるよう長距離通信に対応し、さまざまな通信にも対応可能にした。
LiDARセンサーを前方に2基、後方に1基搭載した360度センシングや、群制御や周辺機器との連携を可能にするAlpha-FMSとの接続など従来の機能はそのまま維持されている。
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