
▲北東北共同センター(仮称)の完成イメージ(出所:C&Fロジホールディングス)
拠点・施設C&Fロジホールディングス(東京都新宿区)は14日、岩手県滝沢市に低温物流センターを新設中であると発表した。6月に完成予定。
新センターは、同社の事業会社であるヒューテックノオリン(同)が主体的に運営し、名糖運輸(同)とデイライン(同)も共同で運営する。冷凍・冷蔵温度帯を備えた物流施設を複数の事業会社で共同運営するのは、C&Fロジとして初の試みとなる。
これまで、岩手県を含む北東北エリアは各事業会社が個別に協力会社へ業務を委託して対応していた。しかし、ドライバー不足やエネルギーコストの上昇、労働時間規制の強化により、事業継続が困難な状況が課題となっていた。
新施設では、冷凍・冷蔵・常温の3温度帯の保管機能を備え、北東北エリアの納品先への配送機能と南東北エリアからの中継拠点として機能する。また、EC(電子商取引)向け農畜産物の保管・輸送業務や高齢者世帯への宅配業務、温度管理が厳格な医薬品輸配送業務などにも対応する。設備面では自然冷媒を使用した冷却システムや全館LED照明の導入により、環境負荷の軽減にも配慮した。
所在地:岩手県滝沢市大釜風林
敷地面積:1万2686平方メートル
延床面積:6222平方メートル
構造:一部2階建て1棟
保管能力:冷凍倉庫1800パレット、冷蔵倉庫730パレット、常温倉庫100パレット
主な設備:ドックシェルター16基、自然冷媒冷却システム、全館LED照明
保有車両:中型・大型計15台
完成:2025年6月
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com