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昨年の老舗企業の倒産は145件で過去最高、TDB調査

2025年1月17日 (金)

調査・データ帝国データバンク(TDB)は16日、創業・設立から100年以上の老舗企業の倒産件数が昨年1年間で145件発生したとするリポートを公表した。前年の96件から1.5倍に急増し、リーマン・ショックが起きた2008年を大幅に上回る高水準となった。

老舗企業の倒産が100件を超えるのは5年ぶりで、これまで最も多かったリーマン・ショック時の2008年の120件も上回った。

業種別にみると、小売業が43件で最も多く、スーパーマーケット5件、百貨店2件など大型商業施設も目立った。また、呉服小売4件、料亭3件など昔ながらの業種も多かった。次いで、製造業の42件が続き、郷土料理や加工品などを手がける水産食料品製造4件、清酒製造4件、地元の銘菓を扱う生菓子製造3件など、日本ならではの製品を扱う事業者が多く含まれている。小売業と製造業の2業種で、全体の約6割を占めた。

倒産要因を見ると、販売不振が124件と大半を占めた。

同社は「老舗企業は小規模事業者が多くを占め、物価高や後継者難に対応できなくなるケースが増えている」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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