ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ミライト・ワン、万博で水素の充填システムを展示

2025年1月21日 (火)

イベント通信建設会社のミライト・ワンは20日、今年4月から開催される大阪・関西万博で、同社グループが開発を進めている小型水素容器の充填システムを紹介する展示を行うと発表した。燃料電池に使われる水素を小型容器に高速で充填するシステムで、実現すれば水素の持ち運びや備蓄が容易になる。

燃料電池の活用の幅を広げるため水素を手軽に扱えるようにするには、小型容器などへの小分けが必要だが、水素を高速で充填しようとすると容器内の温度が大幅に上昇するという課題があり、新たな充填技術が求められている。

このため同社では、グループ会社の近畿電機(大阪府和泉市)とともに、大阪府の支援を受けながら、「小型水素容器の充填温度制御式多連型充填システム」の構築に取り組み、実証実験などを重ねている。具体的には、一般高圧ガス保安規則で定められた温度以下に保ちながら、小型水素容器に効率的に水素を充填できる設備の開発を進め、容器に充填した水素を安全に輸送する方法などを検証している。

さらに、水素燃料電池を使ったドローンの開発に取り組んでいるほか、小型燃料電池を使ったアシスト自転車の利用に向けた実証実験も進めている。

展示は、万博会場内の展示会場、フューチャーライフエクスペリエンスで10月7日から13日まで行われる。実証実験の成果を模型などを使って説明するほか、水素燃料の活用が進んだ未来の社会を動画などで紹介する。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com