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郵船ロジ、ベトナムで食品専用冷凍冷蔵倉庫を開設

2025年1月24日 (金)

拠点・施設郵船ロジスティクスは24日、ベトナムで食品専用の冷凍冷蔵倉庫を開設し、コールドチェーン物流サービスを開始したと発表した。同社は日本やアジアで培ったノウハウを活用し、ベトナム国内のモダントレードや外食産業の需要拡大に応える。モダントレードはデパート、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどのように、幅広い商品を品そろえし、大量一括で仕入れを行う現代的な小売形態を指す。

この倉庫は、同社のベトナム法人であるYusen Logistics(Vietnam)(YLVN)が運営し、南部ビンズオン省に位置する「Yusen Tan Dong Hiep Bロジスティクスセンター」の一部をリノベーションして設置された。倉庫面積は2000平方メートルで、3つの温度帯(冷凍室1:マイナス25度、冷凍室2:マイナス20度、冷蔵室:5度)に対応し、食品の最適な保管を可能にしている。

11日に実施された開所式では、食品メーカーからの冷凍製品が初めて受け入れた。同センターはホーチミン市中心部や主要港湾、空港へのアクセスに優れ、倉庫機能のほかクロスドッキングや保税倉庫サービスも提供している。

郵船ロジスティクスは、2020年に日本規格協会のコールドチェーン物流サービス規格「JSA-S1004」の策定に参加し、これまでに7つの国と地域で同サービスを展開してきた。また、国際標準化機構(ISO)による食品の低温保管・輸送サービス規格「ISO 31512」の策定にも貢献した。同社はベトナムでのコールドチェーン物流サービスの強化を通じて、ASEAN地域全体の食の安全・安心の向上を目指すとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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