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第一中央汽船、4-6月期、純損失95億円、座礁船訴訟の賠償金引当て「継続企業の前提に疑義」

2013年8月9日 (金)

ロジスティクス[第一中央汽船]2014年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)

 2014年3月期2013年3月期増減率
売上高39,48436,6087.9%増
営業利益-3,329-4,718-
経常利益-3,524-5,908-
当期純利益-9,470-6,132-
第一中央汽船が9日発表した2014年3月期第1四半期決算は、訴訟損失引当金として59億3700万円を特別損失に計上した結果、四半期損失が94億7000万円に膨らんだ。

この特別損失は、2006年に鹿島港外で同社が用船した貨物船が座礁した事故で、船主側が同社に対して損害賠償の支払いを求めた裁判で、英国高等法院が7月30日、同社に137.6万米ドル(137億円)の支払いを命じた一審判決に基づく措置として計上したもの。

また、33億2900万円の営業損失、35億2400万円の経常損失を前年同期に続いて計上したことから、同社は「継続企業の前提に重要な疑義」が生じていると発表。

同社は今後、訴訟に対して控訴手続きを進める方針だが、外航不定期船市況が「依然として不透明な状態」だとして、通期最終損益が120億円に拡大する見通しとなった。