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NSユナイテッド海運、季節要因加味し通期下方修正

2025年1月31日 (金)

財務・人事NSユナイテッド海運が30日に発表した2025年3月期第3四半期連結決算によると、通期業績予想について売上高を前回予想比100億円増の2440億円に、営業利益を同6億円減の205億円へ修正した。最終利益は180億円と据え置いた。

通期予想については、ドライバルク市況において中国の旧正月や南米の雨季による鉄鉱石・穀物出荷の停滞などの季節要因が市況の押し下げ要因となり各船型で軟調な推移と予想。また、米国の経済政策や中国による国内景気刺激策といった各国の政策動向も海運市況や海上輸送需要に影響を与えることを見込んだ。

今期は累計で売上高が前年同期比9.8%増の1893億9100万円、営業利益が同2.1%減の168億6200万円、最終利益が3.2%増の145億8200万円だった。

今期の外航海運事業は、期中に進行した円安が収益を押し上げた一方、マーケットから手配した船舶の借船料や入渠費・修繕費といった外貨建て費用負担の増加もあり前年同期比で増収減益となった。内航海運事業においてはセメント関連貨物で内需の落ち込みや建設現場の人手不足の影響を受け、また電力関連貨物は石炭火力発電所の稼働低下により前年同期を下回った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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