調査・データ調査会社のGfK/NIQ Japan(東京都中野区)は4日、全国のカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットの販売実績データを元に、市場規模相当に拡大推計した自動車用タイヤ、エンジンオイル、バッテリーの2024年の販売速報を公表した。
自動車用タイヤ販売は本数前年比1%減と微減だった。店頭では同2%増だったものの、インターネットでは同5%減と前年を割り込んだ。 オールシーズンタイヤの2024年通年の数量前年比は全体で3%増と微増だった。店頭では数量前年比29%増と著しい成長を遂げた一方で、インターネットでは同16%減と前年を割り込んだ。オールシーズンタイヤの店頭販売のうち43%を占める首都圏では数量前年比36%増と大幅な伸長を見せた。
自動車用エンジンオイルの4リットル缶販売は数量前年比3%減。店頭では同2%減、インターネットでは同14%減と落ち込みが大きかった。粘度別にみると0W-20が数量前年比5%減、5W-30が同4%減、5W-40が同18%減。0W-16は数量前年比21%増、0W-30は同22%増と大幅に増加した。ベースオイル別では、鉱物油が数量前年比10%減、全合成油が同4%減だった一方、部分合成油は同3%増と前年を上回った。
自動車用バッテリー販売は数量前年比10%増と大幅な伸長を見せた。店頭では数量前年比6%増、インターネットでは同16%増だった。対応する自動車のタイプでは、標準車・充電制御車(通常車)とアイドリングストップ車(ISS車)兼用が拡大傾向にあり、数量構成比22%と前年比4%増。一方、数量構成比60%に縮小した。
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