ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三菱商事、洋上風力事業で522億円の損失を計上

2025年2月7日 (金)

財務・人事三菱商事は6日、2024年第3四半期の連結決算を発表し、国内3か所で開発を進めている洋上風力プロジェクトで、522億円の損失を計上したことを明らかにした。同社はプロジェクトの事業性の見直しを進めている。

同社の発表によると、24年4-12月期の連結決算は、収益が13兆9432億円で前年同期比5.2%の増。純利益は同18.8%増の8274億円だった。グループのローソンが子会社から持ち分法適用会社に変わったことにともなう再評価益やオーストラリアの炭鉱の売却益などの利益を計上した。

25年3月期通期の業績は、純利益を前期比1.5%減の9500億円とし、従来の予想を据え置いた。洋上風力事業での損失はあるものの、地球環境エネルギー、金属資源、モビリティ事業での利益の上振れを見込んだ。

洋上風力発電プロジェクトについて、同社は子会社の三菱商事洋上風力を通じ、秋田県能代市・三種町・男鹿市沖と、秋田県由利本荘市沖、千葉県銚子市沖で、各プロジェクト会社を設立して計画を進めてきた。しかし、今月3日、「インフレや円安、金利上昇などで事業環境が世界的に大きく変化している」として、事業性を再評価していると発表した。「取り得るさまざまな手を尽くし、再評価の結果を踏まえ、今後の対応方針を検討していく」としている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com