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SGHD3Q、価格交渉が進捗しロジ部門が増収増益

2025年2月7日 (金)

財務・人事SGホールディングスが7日発表した2025年3月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比12.4%増の1兆1188億2900万円、営業利益が同6.9%増の766億5500万円、最終利益が6.3%増の513億9200万円と増収増益だった。

中核のデリバリー事業では一部大手EC事業者による自社配送網拡大の動きにより競争環境が厳しくなっていることなどの影響を受け、BtoB・BtoCともに取扱個数が減少。平均単価は運賃の改定や取引ごとの適正運賃収受の取組みを継続したことなどにより上昇した。TMS(チャーターサービス)は、提案営業により前年同期を上回った。結果、セグメントの営業収益は7797億9400万円(前年同期比0.6%減)、営業利益は619億9600万円(同6.2%減)となった。

ロジスティクス事業は、紅海の通航回避による海上輸送の混乱やそれに伴う航空輸送へのシフトによる市場価格の変動に加え、価格交渉が進捗したことなどを背景に海上・航空運賃が上昇。取扱量は紅海の影響や新規顧客の獲得などにより好調に推移した。結果、セグメントの営業収益は2828億1100万円(前年同期比73%増)、営業利益は67億7000万円(前年同期は営業損失27億1400万円)だった。

そのほか、フォワーディング事業を営む子会社のエクスポランカ(スリランカ)の業績が好調に推移したことや、今期よりC&Fロジホールディングス(東京都新宿区)の業績をグループの連結業績に含めたことも増収増益に寄与した。

通期業績は直近と変わらず、売上高が前年比11.6%増の1兆4700億円、営業利益は同0.9%増の900億円、最終利益は3%増の600億円と増予想した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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