拠点・施設ノーリツは22日、神戸市が所有する六甲アイランド地区航空貨物上屋の屋根を使ったメガソーラー「神戸港太陽光発電所」(神戸市東灘区)で29日から発電を開始すると発表した。
民間業者による公有財産を使った屋根貸し太陽光発電が開始されるのは神戸市で初めて。
同発電所には太陽光発電モジュールを4942枚を設置。年間発電量は合計120万キロワット時で、これは一般家庭の220世帯分に相当する。年間600トンを超えるCO2の削減効果を見込む。
発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づき、全量を電気事業者に売電する。
神戸市では、民間業者に所有物件の屋根を有償で貸し出す屋根貸し太陽光発電事業を2012年から進めており、これらの先進的な取り組みが評価され、ことし3月には政府から「環境モデル都市」に選定された。