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運送業の副業トラブル発生率は低め、フクスケ調べ

2025年2月12日 (水)

調査・データ副業事故防止・監査プラットフォーム「フクスケ」を提供するフクスケ(東京都千代田区)は9日、主要14業界・97業種を対象に実施した「副業・兼業トラブルに関する業界・業種別実態調査」の結果を公開した。調査対象は全国の20歳から65歳の男女、各業界で正社員、契約・派遣社員、パート・アルバイトとして勤務する1万2367人。

調査の結果、副業・兼業においてトラブルを経験した人の割合は33.8%だった。業界ごとのトラブル発生率は21%-52%と差が大きかったものの、農業・林業・漁業・鉱業が52%と最も高く、運送・輸送業では23%と低水準となった。

トラブルの内容は、教育業における「過重労働となり体調を崩した」(40%)が突出。運送・輸送業では「過重労働となり体調を崩した」が23%、「過重労働となり本業に支障をきたした」が22%、「本業をおろそかにするようになった」が17%だった。

本業先に副業を通知しているか尋ねたところ、教育業(45%)や農業・林業・漁業・鉱業(43%)は高い届出率を示す一方、出版・印刷業では56%が「知らせていない」と回答。運送・輸送業でも49%と知らせていない人の割合が高い水準となった。

同社によると、副業の一般化が進む中でトラブル経験者の割合が高くなる一方、副業に関するリスクの実態や適切な対策についての情報が十分に共有されているとは言えないと分析した。さらに、単に「副業にはリスクがある」と判断するのではなく、適切なリスク管理を行い安全かつ持続可能な副業環境を整えることが求められているとした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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